甘栗むいちゃいました
甘栗小話
世界各地で栗発見! 日本編
■日本人の深層心理!? 縁起の良さを象徴する栗

栗ごはん、栗きんとん、栗ようかん、栗かのこ。栗を用いたお料理やお菓子を食べるときは、何か特別な機会であったり、ちょっと贅沢な気分だったりしませんか? それもそのはず。私たち日本人は、古くから栗を豊作や勝利を祈願する「縁起物」として祭っているんです。『古事記』『徒然草』などの古典文学作品にも、縁起物の栗が数多く記述されていますし、おとぎ話『サル・カニ合戦』でも、栗は正義の味方として登場していますね。さらに、合戦や凶作のときには保存食としても重宝されていたようです。

■秋の味覚といえば、やっぱり栗!

栗にまつわる風習に「栗節句」と「栗名月」があります。「栗節句」とは、旧暦9月9日に秋の味覚「栗」を食することにより、さらなる健康を願うというもの。江戸時代には「七草」「桃の節句」「端午の節句」「七夕」と並んで「五節句」に制定されていたほど。「栗名月」は「十三夜」とも呼ばれ、「仲秋の名月=十五夜」の約1ヵ月後に訪れる名月。仲秋の名月だけを見て栗名月を見ないのを「片見月」といい、縁起の良くないものとされていました。このように、栗は私たち日本人の暮らしと実は馴染みの深いもの。心にも体にも栄養をたっぷり与えてくれる存在なんです。

■栗を食べて勝つ!

戦国時代の武将にとって、栗は単なる食糧ではありませんでした。鬼皮と渋皮をむいた「かち栗」が「勝ち」に通じるとされ、勝利祈願に食べられていたのです。
ここに端を発して今に姿を残すのが、おせち料理の「栗きんとん」。受験や試合、ここぞという時、栗を食べて気合を入れてみては?

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